Webデザインスクールのコースはどう選ぶ? 転職・仕事を受ける・今の仕事に活かす、目的別に4校のコースとサポートを比べる
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この記事でわかること
- 目的ごとのコースの選び方
- 4校のコース・プランと付いているサポート
- コースの説明で確かめること
この記事の目次
Webデザインスクールのサイトを見はじめたら、同じ学校の中にも、期間も受講料も大きく違うコースやプランが並んでいた。「転職支援付き」「案件紹介付き」のプランは高いけれど、自分にそこまで要るのかが分からない。そんなふうに迷っていませんか。
この記事では、4校のコース・プランと付いているサポートを公式の記載から並べ、学び直しやスクール選びを長く見てきた編集部の考え方とあわせて、コースの選び方をまとめました。先に答えを言うと、コースは値段や期間から選ぶのではなく、「学んだあと、何をしたいか」から逆算して選ぶのがおすすめです。
先に結論:コースは「何のために学ぶか」から逆算する
短くて安いコースから小さく始めるか、最初から長くてサポートの手厚いコースにするか。編集部の答えは、迷いの度合いや、迷っている中身による、です。
どうせどっぷり漬かるつもりなら、最初から本格的に始めるのも全然悪くありません。結果として、そのほうが安上がりになるかもしれません。反対に、安くて短いコースは、何をどの程度学べるのかを下調べしておかないと、終えてみたら、やりたいことができるレベルに達していなかった、ということになりかねません。
値段はどうか、先生はどうか、カリキュラムはどうか。どれも大切ですが、いちばん大事なのは「このスクールで、自分は何が得られるのか」です。
通ったあとの自分が、何をどの程度できるようになっているか。それをイメージできてから、コースを選ぶ。
そのために、コースを比べる前に、学ぶ目的を自分の言葉にしておきましょう。何ができるようになりたいのか。なぜそれが必要なのか。いま自分は何に困っているのか。こうした自分側の事情を先につかんでおくと、どのサポートが自分に要るのかが見えてきます。
目的によって、見るべきサポートが変わる
目的が決まると、コースの説明のどこを見ればいいかが変わります。目的ごとに、比較表で先に見ておきたい行を並べると、次のとおりです。
転職を目指す人は
転職・就職の支援があるか。作品集(ポートフォリオ)づくりの支援があるか。
仕事を受けたい人は
案件の紹介や実践の課題があるか。あるなら、その条件と、紹介のあと自分で何をするのか。
今の仕事に活かしたい・まず試したい人は
短いコースや、学ぶ範囲をしぼったコース。何をどの程度学べるかの下調べを忘れずに。
目的がまだはっきりしない人は
コースを選ぶ前に、学んだあと自分がどうなっていたいのかを考える(すぐ下で説明します)。
どの道を選んでも、最後は同じところに行き着きます。そのコースの期間の中で、授業のほかに、自分で手を動かす時間をとれるかどうかです(コースの長さは、自分の予定から決める)。
目的がまだはっきりしない人へ。なんとなくスクールに通えば、すごい技術が身について、すぐに一線で働ける。もしそんなふうに考えているなら、スクールに行く前に、自分が本当は何がしたいのか、そのためにどんな技術を身につけたいのかを、もう一度考えてみてください。スクールに通ったあと、自分がどうなっていたいのか。それがイメージできれば、スクールに通う目的がはっきりします。
学校の側にも、目的別の案内があることがあります。公式ページの案内を、意味を変えずに短くまとめると次のとおりです(2026年10月6日時点)。
- デジタルハリウッドSTUDIO by LIG:コースごとに、おすすめの人が書かれています。たとえばWebデザイナー専攻(6ヶ月)は、転職やフリーランスを目指す人向けとして案内され、Webデザインベーシック講座(2ヶ月)は、まずスキルを身につけたい人や、デザインの基礎を仕事に活かしたい人などにおすすめ、とされています。公式ページでは、専攻はベーシック講座より多くの課題制作に取り組み、転職・副業へのアプローチをより明確に行うコース、と説明されています。UIデザインプラン(1ヶ月)は、デザイン基礎を学ぶ講座とセットで受けることが前提です。
- ヒューマンアカデミー:コースごとのおすすめの人の案内はなく、講座ページ全体として、未経験からWebデザイナーを目指す人や、働きながら学びたい人などに向けた案内があります。合うコースは、カウンセラーが無料でアドバイスする、と書かれています。
- Winスクール:「Webデザイナー就職・転職コース」「副業・在宅デザイナーコース」「フリーランス転職コース」「社内デザイナー育成コース」という目的別のコースの案内があります。中身は、WEBデザイナーPlusやWEBマスターなどの既存の講座をまとめたもので、同じ講座が複数の目的のコースに入っています。
- 忍者CODE:おすすめの人の案内はなく、転職支援プラン・案件獲得保証プラン・フリーランスプランといった、プランの名前と見出しで方向が分かれています(「案件獲得保証」はプランの名前です。保証の条件は、下の比較表の注記のとおりです)。
こうした案内は、目的とコースを結びつけるヒントになります。ただ、案内があることと、自分に合うことは別です。最後は、自分の目的と照らし合わせて、相談の場で確かめてください。
4校のコース・プランと、付いているサポート 比較表(2026年10月6日時点)
各校の公式ページに書かれているコース・プランと、付いているサポートを並べました。かぎかっこの中は、公式ページの文のままです。
| 項目 | デジタルハリウッドSTUDIO by LIG | ヒューマンアカデミー | Winスクール | 忍者CODE |
|---|---|---|---|---|
| コース・プランの幅(税込) | デザイン系5コース 1〜6ヶ月・64,900〜572,000円 | 6コース 3〜12ヵ月・134,200〜715,000円(割引前の表示) | Webデザイン講座6講座 4〜10ヶ月・245,300〜440,000円+入学金19,800円 | 4プラン 98,000〜588,000円 学習有効期限なし(公式表記) |
| 学べる内容(主なもの) | コースで違う。Webデザイナー専攻はIllustrator・Photoshop・Figma・HTML/CSS・JavaScriptなど。ベーシック講座はPhotoshop・Illustrator・Figma | コースで違う。入門コースはPhotoshop・Illustratorなどの基礎。ほかのコースはHTML/CSSなどが加わる(WordPress・XD・JavaScriptなどはコースで違う) | 講座で違う(Photoshop・Illustrator・HTML/CSS・JavaScript/jQuery・WordPressの組み合わせ) | 4プラン共通のカリキュラム(Figma・Illustrator・Photoshop・バナーやLPの制作など) |
| 目的別の案内 | コースごとにあり | コースごとはなし(講座ページ全体の案内のみ) | 目的別のコースの案内あり(中身は既存の講座の組み合わせ) | プランの名前・見出しのみ |
| 転職・就職の支援 | LIG運営の転職エージェント(LIGエージェント)。卒業後も無期限で利用できるとの記載 どのコースに付くかは相談で確認 | 専任カウンセラーが受講前から就職後までサポート、求人情報、面接指導の記載 全コースに付くかは相談で確認 | 提携する転職サービスのキャリアアドバイザーによる求人紹介・書類の添削・模擬面接 講座を限る記載なし | 転職支援プランのみ(転職先の紹介・面接対策・履歴書や職務経歴書の添削など) |
| 案件(仕事)の紹介 | 案件の紹介や、副業・案件獲得のセミナーの記載あり 条件・対象コースは相談で確認 | 相談で確認 | 制度の記載なし | 案件獲得保証プラン・フリーランスプランに付く 注記「実力判定テスト合格後、業務委託基本契約締結から一ヶ月以内にご紹介」「紹介された案件をお受けにならない場合は保証対象外」 |
| 作品集(ポートフォリオ) | Webデザイナー専攻は卒業制作をポートフォリオにでき、添削あり。ほかのコースにも指導の記載あり | ポートフォリオ制作講座が、Webデザイナーコース・総合コース・完全パックに含まれる | WEBマスターと、Webデザイナー就職・転職コースにポートフォリオ制作の記載 | 転職支援プランのみ添削 |
| 個別の指導 | 個別指導・1on1の記載あり 回数・時間は相談で確認 | 個別サポートの記載あり 回数・時間は相談で確認 | 90分の個人レッスンを講座ごとに28〜70回(42〜105時間)。講師1人が平均3名を順番に回る形 | メンタリング:独学プランはなし/案件獲得保証プラン10回/フリーランスプラン・転職支援プラン12回 |
| 申し込み | 公式の無料相談 → | 公式の無料相談 → | 公式の無料相談 → | 公式の無料相談 → |
受講料・条件は2026年10月6日時点で公式サイトを確認したものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
次の点は、確認日時点で公式ページからは分からなかったので、相談で聞くのがおすすめです。
- デジタルハリウッドSTUDIO by LIG:転職支援・案件の紹介がどのコースに付くか、案件の紹介の条件、個別指導・1on1の回数と時間、受講の途中で上のコースに変えられるか
- ヒューマンアカデミー:就職・転職のサポートが全コースに付くか、個別指導の回数と時間、案件の紹介や副業・フリーランスの支援があるか、コースごとの違いの説明(含まれる講座の一覧はあります)、上のコースに変えられるか
- Winスクール:受講の途中で上の講座に変えられるか(複数の講座を組み合わせて受けることはでき、その場合に入学金をもう一度払う必要はない、と公式FAQにあります)
- 忍者CODE:案件の「紹介」がどこまでを指すか、保証の範囲、紹介される案件の内容、実力判定テストの内容と合格の基準、プランの変更ができるか
同じ学校の中で価格の差が何の差として示されているか(サポートの差か、授業時間・期間の差か)は、10万円前後と30万円以上で、サポートはどう違うかにまとめています。

「転職支援」「案件紹介」付きのコースは、誰に必要か
転職支援や案件紹介が付いていると、学んだことを仕事につなげるきっかけになる可能性はあります。けれど、本当にしっかりとした支援があるかどうかは、ちゃんと調べたほうがいい、と編集部は考えています。
編集部の見方では、スクールを出たてで、すぐに仕事がとれるほど社会は寛容ではありません。支援があることに釣られてスクールを選ぶよりも、まずは技術をがっしり身につけて、足場を固めることです。本当にがんばらなくちゃいけないのは、そのあとだからです。
支援につられて選ぶより、まず技術の足場をがっしり固める。本当にがんばるのは、そのあと。
そのうえで、サポートを見るときは「何が付いているか」と「自分に要るか」を分けて考えましょう。比較表のとおり、付いているサポートの形は学校によって違います。
- 学校全体の支援として書かれている:Winスクールは、提携する転職サービスのキャリアアドバイザーによる求人紹介・書類の添削・模擬面接を、特定の講座に限らずに案内しています(公式FAQでは無料とされています)。ヒューマンアカデミーも、専任カウンセラーのサポートを講座ページ全体の説明として書いています。
- コースやプランで付くかどうかが変わる:忍者CODEは、転職のサポートは転職支援プランだけ、案件の紹介は案件獲得保証プランとフリーランスプランだけです(紹介の条件は比較表の注記のとおりで、「紹介」がどこまでを指すかは公式ページからは分かりません)。デジタルハリウッドSTUDIO by LIGは、転職エージェントの案内がトップページにあり、支援の中身はコースのページごとに書き方が違います。
サポートが付いていることと、その先の結果は別の話です。付いているサポートが自分の目的に要るものか、要らないものかを見極めてから、コースを選んでください。
給付金・補助を使うつもりの人は、目的とのかかわりで一つ確かめておきたいことがあります。4校の公式ページで紹介されている「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、対象者が、企業などに雇われて働いていて、転職(雇用主が変わるキャリアチェンジ)を目指す人、という形で書かれています。目的が転職ではない人(今の仕事に活かしたい、仕事を受けたいなど)は、対象にならない可能性があります。補助を使うつもりなら、自分の目的が対象者の条件に合うか、自分の受けたいコースが対象かを、相談で確かめてください。制度ごとの割合や上限は、給付金を使いたい人が相談で確かめることにまとめています。
コースの長さは、自分の予定から決める
コースの長さは、学校とコースによってかなり違います(2026年10月6日時点)。
- デジタルハリウッドSTUDIO by LIG:1〜6ヶ月(コースによる)
- ヒューマンアカデミー:3〜12ヵ月(コースと受講期間の選択による)
- Winスクール:4〜10ヶ月。授業時間は42〜105時間(講座による)。公式FAQには、週2回の受講を目安に期限を設定している、とあります
- 忍者CODE:学習有効期限なし(公式表記)
Winスクールのように、期間と授業時間の両方が書かれている学校なら、「何ヶ月で、何時間の授業を受けるのか」を合わせて見ると、1週間あたりの負担を考えやすくなります。
長さを選ぶときに意識しておきたいのは、全体でどれくらいの日程になり、その間の自分のスケジュールがどうなっているかです。仕事の繁忙期や家庭の予定と重ならないかを、申し込む前に考えておきましょう。
もう一つは、授業の時間のほかに、自分で手を動かす時間をとれるかどうかです。スクールで教わったことは「わかる」までは進めます。でも、それを「できる」にするには、自分で試して、失敗して、また試すという試行錯誤と訓練が欠かせません。期間の中にその時間をとれるかどうかで、選ぶコースの長さは変わってきます。
途中で休む・期間を延ばす制度は、4校の解約・返金 比較表の「休む・期間を延ばす」の行にまとめています。

コースの説明で、確かめておきたいこと
コースの説明で「これを終えれば、こんなことができるようになります」と言われることがあります。その話は、スクールが用意するカリキュラムをしっかり学んだ人の場合です。途中で音をあげたり、練習や努力をおこたったりすれば、そこまでたどり着くのは難しいでしょう。結局、努力するのは自分です。
そのうえで、終わったあとの自分の姿を確かめるには、次のような方法があります。
- スクールの卒業生がつくった作品を見せてもらう
- 先生方の技術がどのレベルかを、事前につかんでおく
- スクールを終えてから、どのくらい技術を磨けばそのレベルに届くのかを聞いておく
- サポートの中身を見極めるために、実際にそのサポートを体験した人の話を聞けるか、卒業生の話を聞く機会がないかを尋ねてみる
あわせて、コースそのものについては、次の項目を質問メモに入れておくと、各校を同じものさしで比べやすくなります。
- このコースで学べる内容(使うソフト・作れるもの)
- 修了までの期間と、1週間に必要な時間の目安
- 個別の指導・メンタリングは何回、何時間か
- 転職・就職の支援は何が付くか。いつまで使えるか
- 案件の紹介があるなら、紹介の条件と、紹介されたあと自分で何をするのか
- 作品集(ポートフォリオ)をつくる支援があるか
- 途中で上のコースに変えられるか。差額はどうなるか
- 給付金・補助を使うなら、自分が対象者の条件に合うか
- 卒業生の作品を見られるか、卒業生の話を聞けるか
このほか、全部でいくらかかるのか、担当の先生は誰かなど、相談全般の準備と聞き方は、当日、聞いておきたいことにまとめています。
編集部の見方
値段も、先生も、カリキュラムも大切です。でも、いちばん大事なのは「このスクールで、自分は何が得られるのか」。スクールに通ったあとの自分が、何をどの程度できるようになっているのかをイメージできないなら、入っても得られるものは少ないかもしれません。結局、努力するのは自分です。
向いている人・向いていない人
この記事の選び方が、特に役立つ人と、先に別のことを考えたほうがよい人です。
向いている人
- 同じ学校の中のコースやプランの違いで迷っている人
- 転職支援・案件紹介が付いた高めのプランにするか迷っている人
- 給付金・補助を使うつもりで、自分の目的が条件に合うか気になっている人
向いていない人
- まだ学校を一つも見ていない人(先に各校の公式サイトを一通り見ておくと、この記事の表が読みやすくなります)
- すでにコースまで決めて、あとは申し込むだけの人(申し込む前に、やめるときの条件を確かめておくのがおすすめです)
まとめ
コースは、値段や期間より先に「学んだあと、何をしたいか」から逆算して選びましょう。まず目的を一行で書き出し、候補校の無料相談で「そのコースで何が付くのか」を確かめてから決めるのがおすすめです。
コース・料金・サポートは変わることがあります。申し込む前に、各校の公式サイトで最新の情報を確認してください。
一部のリンクは広告です。提携の有無で、紹介の内容や順番は変えていません。
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